そもそも宿曜占星術って何なん？

今日は暖かかったねー。ライダーさんをたくさん見かけたよ、香怜さんです。

ふと思ったん、、、

「みんな、西洋占星術はよく聞くけど【宿曜占星術】って聞いたことあるんやろか？」

なので、ちょっとだけ説明するね。

【宿曜占星術】は今から1200余年前、弘法大師・空海(この先はお大師さんと呼びます(^^;))が唐から持ち帰った膨大なお経の中の一つ『文殊師利菩薩及諸仙所説吉凶時日善悪宿曜経』(略して宿曜経)に書かれていたものをまとめてるんよ。

三千年ほど前のインドで、仏教徒ではない人々が星や暦で日の善し悪しを占ってたら、文殊菩薩が現れて人間の生年月日から身体的特徴、性格、前世・現世・来世の因果関係、日の吉凶を教え、この人々の厄を取り除いたんやって！！

これが宿曜経で、文殊菩薩さんのお名前をお経に入れはった……らしいですσ(^◇^;)

お大師さんは日本へ戻ってこの宿曜経を口伝で高僧へ広め、弟子達の出家の日なんかを決めてたんやって。この頃にはすでに【陰陽道】が貴族の間で流行ってて、貴族で流行ってるってことは政(まつりごと)にも用いられてたんやけどね、お大師さんは天皇さん始め貴族から可愛がってもらってはったから(やと思う)、新たにこの宿曜経もどんどん広がっていって【宿曜道(宿曜師)】となって人気を二分してたんやって！

時は流れて戦国時代、武田信玄なんかもこの宿曜道の使い手やったらしいよ。

隣国を落とし手に入れるためにいつ攻めるか決めてたんやろね。フィクサーとして密教のお坊様とかきっと居てはったからできたんやと思う。

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江戸時代には当たりすぎるからって封印されてたこともあったんやけど、近代になってお坊様だけでなく一般にも公開されるようになったんよ。

西洋占星術との一番の違いは、旧暦を使ってお月様の流れから全てを観ていくことやねん。

あと西洋占星術では１２の【星座】からなるんやけど、宿曜占星術は旧暦を使い２７の【宿(しゅく)】から観るねん。(２８宿としているものもありますが占術としては２７宿とします)

昴・畢・觜・参・井・鬼・柳・星・張・翼・軫・角・亢・底(本当はまだれのないテイ)・房・心・尾・箕・斗・女・虚・危・室・壁・奎・婁・胃

↑これが２７宿。牛が入ると２８宿です。

たくさんあるよねー(^^;)

ご自分の生まれが何宿かわかると、自分の知らない内面、本質全てがわかるからね。

さわりはここまで。

って、いっぱい書いたなぁσ(^◇^;)