前世と現世でのご縁①
前世の記憶は、新しい肉体を持って生まれ変わるときに消去されるのが宇宙の大法則。
ですが、時々今の生活をしている中で思い出したり、避けては前に進めないことがあります。
クライアントさんから『私の前世って何だったんでしょう?』と聞かれても、その方の今の生活に必要でなければ私は見えないし、分かりません。
三年ほど前、懇意にして下さっているお坊様から『香怜さん、奈良の天理にある【石上神宮(いそのかみじんぐう)】とご縁があるから、一度ご挨拶に行くといいよ』と言われ、お詣りに行きました。
石上神宮には【布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)】、【布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)】、【布都斯御魂大神(ふつしみたまのおかかみ)】が鎮座されていて、三柱(神様のことは【柱(はしら)】と数えます)とも刀剣とそのお力を神格化されたものです。布都御魂大神は神剣【ふつみたま】の、布都斯御魂大神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)が八股のおろちを退治したときに使った神剣【十握剣(とつかのつるぎ)】の霊威、布留御魂大神はニギハヤヒノミコトが天から持ってきた【天璽十種瑞宝(あまつしるしとくさのみつのたから)】の神気のことを指すといわれています。
それまでにも石上神宮へは二度、訪れた事がありましたが、その時は閑静ないい所だなぁと感じただけで、お坊様から教えていただいた時は、今のスピリチュアル活動に関係するんだとだけわかりました。
せっかくなので単にお詣りするのではなく、私自身ができる範囲で正式に近い形にしようと、祝詞とお作法を教えていただきました。
祝詞をあげ続いて願文(がんもん)をあげていると、胸が詰まり涙がドンドンあふれてきました。理由は全くわかりません。気が付けば冬の冷たい雨が降ってきて、本殿前は私ひとりだけです。
お詣りが終わってから、神宮の方と少しお話する事ができました。
『この石上神宮は【布留(ふる)】という所にあります。布留は【降る】につながり古から雨乞いの場であること(これはホムペにも載っていないと思います)、雨は人払い(他の人が入らない)であること、なのであなた(香怜)がここ来られたことを大神様は喜んでいらっしゃいますよ』と。
香怜、ここでもうれしくて大号泣です。
最後に大神様にご挨拶しようと大門をくぐり、本殿を振り返ったとき、その本殿のすぐ上を、左から右へ真っ直ぐに稲光が走りました。大神様は私に分かるよう、そのお姿を視覚化してくださいました。
後日お坊様に報告すると、私の前世について話して下さいました。
今から3000~3500年程前の縄文時代後期、最強の巫女(=卑弥呼的な存在、神の寄代)を作り上げるため、各地からシャーマニックな力を持った女の子がこの石上神宮に100人集められていました(当時はまだ神宮はありません)。私はその中の一人で、5歳くらいからそこで暮らしています。
12、3歳の頃、ニギハヤヒノミコトが天から降りてこられるのを、尊敬とお慕いの心を持って見つめていた……そうです。
15歳になるかならないかの頃、最強の巫女になれなかった私は、正座をし、目を閉じ、胸の前で手を合わせた姿で宝剣で胸を一突きされ死にました。
神様のおそばへ行けること、自分の持つ能力は宝剣を通し最強の巫女へと継がれていくことを知っていた私は、喜んで死んでいきました。
現世の今、スピリチュアルな世界に足を踏み入れた理由がここにあります。
前世では最強の巫女にはなれなかったけれど、現世でしっかりと大神様のお言葉をたくさんの方へ伝えなさい、ということです。
覚悟を決めなさい、いつでもここへ来なさいと稲光を見せて下さいました。
それ以来、心がしんどくなったときやイベント出展の前には、布都御魂大神様からアドバイスをいただきにきます。
神様は厳しいです。
お言葉は【御神籤】からいただくんですが、ある時は『正義をもってしても負ける。大神に仕えるつもりで仕事に励め』と、、、。仕事というのはもちろんスピリチュアル活動のことです。
もうね、畏まりました、としか言えませんでした。
②に続きます